先日、オホーツク海沿いの町、枝幸町に行ってきた時の写真です。正面に北見神威岬、広がるのはオホーツク海です(少し涼しかった)。
お疲れ様です。品質管理課の山口です。
北海道も7月の末から連日30°を超える酷暑となっています。
昨シーズンも「これまでにない暑さ」と言われ、熱中症で倒れる人、死亡者が続出しましたが、この夏は、昨年よりも暑さが厳しいように感じられます。
今年は気温はもちろん、湿度も昨年より高いような気がします。
労務管理、安全衛生管理は直接は品質管理の業務ではないのですが、安全衛生や労働環境が悪化すると、当然品質にも反映されてしまいますから、必要に応じこちらからもアイデアを出すことがあります。
ところで夏と言えば注意するのは「熱中症」ですね。
熱中症は、体内に熱がこもる→自律神経が正常に働かなくなる→体温調整ができなくなる→体内に熱がこもる、というサイクルで発症します。
とくに溶接作業の場合、スパッタから身を守るために燃えにくい厚手の木綿の長袖長ズボンの作業服を着込んで、目の前は200℃くらいの熱々の鉄という状態になります。非常に過酷です。
工場には自由に冷たい水が飲めるようにウォーターサバ―が用意され、塩分補給のために塩飴が置いてあります。工員さんたちは、体調に不調を覚えればすぐに涼しいところで休憩するようにしています。
しかし、熱中症予防の根本は自身による体調管理です。体内の水分の状態と体温調整を担う自律神経が万全でなければ熱中症を発症する可能性が高くなります。
下のチェックリストでチェックしてみてください。
①風邪などを引いていないか
②発熱していないか
③下痢をしていないか
④二日酔いをしていないか
⑤朝食は食べてきたか
⑥寝不足ではないか
1つでも当てはまる場合は給水のタイミングを短くする、小休止を多くするなどの注意が必要です。
ただ、水と塩分補給が十分でも体温を冷やすには、かいた汗が蒸発しなくてはなりません。
汗が蒸発しにくい状態の場合は、そのほかの方法で熱を取り除く必要がありますが、空調服とかクールベストというのがとても有効だと思います。空調服もクールベストもカタログを見ると2万円とか3万円とか、良い値段なんですよね。でもよく探すと、数千円のものもあるので、そういうのを利用するのも良いですよね。
ちなみに健康な従業員が、酷暑環境下で熱中症となった場合は労働災害となりますが、「風邪に罹っているのを自覚していた」「二日酔いだった」など「体調の自己管理不足」である場合は労働災害とならないことが多いです。
最後に、あの歌の替え歌を一つ
またひとつ キラメクアークが
溶接ラインを散歩する
地獄の季節 輝かせては
狂わせる オレの心
おびえた 男心を
あぶって 情け容赦ない熱
夏の午後を 焼き尽くせ
暑い暑い 工場
燃えろ いい仕事 迫る 納期
激しすぎる 夏場の溶接~